ドッグランのマナーは、覚えることが多そうに見えて、実は「自分の犬を見ていること」がほぼすべてです。そこから外れないようにするための具体策として読んでください。
いちばん大事な1つ
スマホより自分の犬を見る時間を長くする。
写真を撮っている間にも、犬同士の距離や表情は変わります。撮影するときも長く画面を見続けず、すぐ犬へ視線を戻します。
見ておきたいのは主に3点です。
- 自分の犬がどこにいるか
- 相手の犬との体格差
- 出入口の開閉(飛び出し防止)
走って追いかけ合っていても、体が柔らかく動き、役割が入れ替わっているなら遊びの範囲に見えることがあります。反対に、片方だけが逃げ続ける、体を固くする、隅へ追い込まれるといった変化があれば、早めに呼び戻して距離を取ります。ひとつのしぐさだけで決めつけず、普段の様子との違いを見てください。
入場前後の基本
- 入退場は必ずリードを装着する
- 入ってすぐリードを外さない — 場内の雰囲気を見てから
- 入口付近に留まらない — 出入りの妨げになり、犬も密集しやすい場所です
- 興奮が強いときは一度外に出す — 落ち着いてから戻れば大丈夫です
連れて行かないほうがいい状態
- ヒート(発情)中のメス — 多くの施設で不可としています
- 体調が悪い、下痢をしている
- ワクチン接種が済んでいない
- 咬んだことがある、他犬への攻撃性が強い — 別の方法で運動させるほうが安全です
場内でのふるまい
排泄
- うんちはすぐに拾う。持ち帰りか指定のゴミ箱へ捨てるかは施設の案内に従います
- おしっこは水で流す。マナーウォーターを持っていくと確実です
- 施設のゴミ箱に捨ててよいかは、案内に従ってください
食べ物・おもちゃ
食べ物やおもちゃの持ち込みを制限する施設があります。取り合いがけんかのきっかけになるためです。持ち込みが認められている施設でも、他の犬が寄ってきたらしまいます。
他の犬・他の飼い主に対して
- 勝手に触らない、写真を撮らない — ひとこと声をかけてから
- 自分の犬が相手を追い回していたら止める — 追われる側は楽しくありません
- 「うちの子は大丈夫」で押し通さない — 相手の犬が苦手そうなら距離をとります
トラブルになりそうなときの動き方
不穏な空気を感じたら、接触する前に呼び戻して距離を取ります。
- まだ呼び戻せる段階で呼び、リードをつけてエリアの外へ出る
- 犬同士が接触しているときは、犬の間に手を入れたり、首輪をつかんだりしない
- 大きな声で人を集め、スタッフの指示を受ける
- 分離後は距離を保ち、出血が見えなくても痛がる場所や小さな咬み傷がないか確認する
- けがの可能性があれば動物病院へ相談する。人が咬まれた場合は医療機関へ相談する
興奮した犬は、止めに入った人へ咬みつくことがあります。自己流で分けようとせず、施設スタッフへ助けを求めるのが安全です。その場でどちらが悪いかを言い合うより、まず犬と人の安全を確保します。
「今日は帰る」も立派な選択
- 犬が固まってしまった
- 苦手なタイプの犬が多い
- 明らかに混みすぎている
こういう日は、無理に居続けないほうが結果的にうまくいきます。嫌な記憶がつくと、次から入りたがらなくなってしまいます。短くても、楽しく終わった日を積み重ねるほうが早道です。
エリアの外では必ずリード
駐車場や公園内の通路など、ドッグランの外は必ずリードをつけます。リードを長く伸ばしたまま歩かせると、自転車や他の犬との接触につながります。人が多いところではリードを短く持つのが基本です。
細かいルールは施設ごとに違います。行き先が決まったら、公式サイトの利用規約に一度目を通しておくと安心です。