「リードを外して思いきり走らせてあげたい」。そう思ってドッグランを調べ始めると、ワクチンだの登録だのと、いきなり手続きの話が出てきます。
でも、やることはそんなに多くありません。準備するのは「証明書」と「いつもの散歩道具+α」、あとは当日の入り方を知っておけば十分です。
まず押さえる3つ
ドッグランのルールは施設ごとに違いますが、最初に確認したい軸は3つあります。
- 狂犬病予防注射をしているか
- 混合ワクチンをしているか
- 年齢、体調、発情中などの利用制限に当てはまらないか
証明書の種類、接種からの有効期間、猶予証明書の扱いは施設ごとに異なります。たとえば国営昭和記念公園は3種以上、ドッグフィールドMAIKOは5種以上の混合ワクチン証明を求めています。同じ「証明書が必要」でも条件は一律ではありません。
そのうえで、年齢・体重・去勢の有無・会員登録の要否といった条件は施設ごとに違います。行き先が決まったら、その施設の利用条件も見ておいてください。
持ち物チェックリスト
基本の持ち物
- 狂犬病予防注射の証明書(または済票)
- 混合ワクチンの証明書
- リードと首輪(またはハーネス) — 入退場のときは必ず装着します
- うんち袋・マナーウォーター — 持ち帰りが基本です
- 飲み水と器 — 給水設備が使えない場合に備え、共有の器を避けたいときにも使えます
あると助かるもの
- タオル(足拭き・急な雨)
- ウェットティッシュ、ペットシーツ
- 夏なら保冷剤やクールマット、冬なら防寒着
- 室内ドッグランではマナーベルト・マナーパンツ(必須の施設もあります)
逆に「持ち込めないことがある」もの
- おやつ・おもちゃ — 取り合いを防ぐため禁止の施設があります
- ボールやフリスビー — 使用可否や時間帯が決まっていることがあります
- 人の飲食物 — エリア内は水だけ、という施設が多めです
このあたりは施設ごとに本当にバラバラなので、行き先が決まったら公式サイトの「利用規約」「ご利用案内」を一度読んでおくのが確実です。
証明書まわりでつまずきやすいところ
ここが一番の関門です。よくある食い違いを挙げておきます。
- 混合ワクチンの種類数:「3種以上」の施設もあれば「5種以上」の施設もあります。ここは施設ごとに違うので、行く前に確認してください。
- コピーやスマホの写真でよいか:画像での提示を認める施設もあれば、原本や済票の実物を求める施設もあります。
- 鑑札と狂犬病証明は別物:鑑札(犬の登録)だけでは狂犬病予防注射の証明になりません。
- 接種できない事情があるとき:獣医師が発行する猶予証明書などで対応してくれる施設もあります。抗体価の検査結果だけでは不可、という施設もあるため、事前に問い合わせるのが安全です。
- 子犬のデビュー時期:月齢だけでは決められません。ワクチンの接種状況や健康状態をかかりつけの獣医師に確認し、あわせて施設の最低月齢や接種後の待機期間を確認してください。
料金は「何に対して払うか」まで見る
料金は、犬1頭ごと、人1人ごと、時間制、1日制、会員制など施設によって数え方が違います。表示金額だけでなく、次も確認しておくと受付で迷いません。
- 初回登録料や更新料が別にかかるか
- 犬の追加料金、同伴者料金があるか
- 再入場できるか、利用時間に上限があるか
- 現金以外の支払いに対応しているか
公園の入園料や駐車料金だけが別に必要な施設もあります。合計額は公式ページの料金案内で確認してください。
当日の流れ
- 出発前に公式サイトを見る — 営業日・時間・臨時休業・混雑状況
- 証明書を手元に用意する — カバンの取り出しやすいところへ
- 受付・登録 — 初回だけの施設と、毎回提示の施設があります
- エリアを選ぶ — 小型犬専用、全犬種、ビギナー向けなど分かれていることが多いです
- リードをつけたまま入る — まず場内の様子を見ます
- 施設の案内に従ってリードを外す — 二重扉の中で外すなど、指定された手順を守ります
- ずっと見ておく — スマホより自分の犬を見る時間を長めに
- 排泄を片づけて、リードをつけて退場
初回は「遊ばせなきゃ」と思わない
せっかく来たんだから走らせたい、という気持ちはよく分かります。でも、初めての場所や初対面の犬たちに囲まれて固まってしまう子もいます。
- 最初はフェンスの外から様子を見るだけでもいい
- 入っても隅で飼い主にくっついているなら、それでいい
- 怖がっているなら、その日は早めに切り上げていい
「今日はここまで来られた」で十分な回です。何回か通ううちに、その子のペースで慣れていきます。
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行き先を選ぶところから迷っているなら、屋外・屋内やエリア分けの違いから見ていくと決めやすくなります。